帰りの会・続編 12/11 恵比寿LIQUIDROOM

初めてライブレポっていうものを書きます。自分が忘れないために書くので読んでいて面白いかは分かりませんがよかったら。MCの位置が恐らく違います。ごめんなさい。

 

 

開場

堀さん須藤さん中島さんに遅れて米津さん登場。みんなプレゼントをもらった子供みたいに「わぁ~!」って言ってた。

米津さんはエスニックな長いトップス。紺(?)地に襟ぐりなどに臙脂の三角形の模様。またラッドミュージシャンかな?下はおそらくスキニー。中島さんは黒い長いトップスに金(?)のネックレス。失礼だけどオカマのように見えてしまった。IKKOのような。須藤さんは黒いニット、堀さんは真っ白のワイシャツ(多分)。 

今年の5月に渋谷eggmanで初めて米津さんのライブを見た時の一曲目もこれだった。その時は完全に感極まってイントロから涙が出てしまって、帰りの会では泣かなかったけど間が空いたせいもあってか今回また泣いてしまった。

リビングデッド・ユース

2番Aメロ タッターンタッタッタの手拍子。

MAD HEAD LOVE

しとど晴天大迷惑

原曲と違い、337拍子の拍手から曲がスタート。2番のAメロも337拍子の手拍子。

LDY、MDL、しとどとテンポの速い曲が立て続けに演奏されて、モッシュと掲げられた手の波で視界も良好ではなく体勢もキツかったです。顔にあたる手。このあたりがモッシュのピークだった印象。前回の帰りの会でも思ったけど、もう少し速い曲を分散させてもいいのでは?

 MC

米津「中ちゃんが面白い話してくれるって」

中島「大阪でもこれ振られたんですけど...」客「大阪行ったよ~」

中島「あ、そうなんですか。」須藤「今回はいろいろ食べたよね」

会場「何食べたのー?」中島「えっと僕はお菓子ばっかり食べてました笑」

米津「頑張ったね(棒読み)」←MC一人で頑張ったね的な。

 米津「曲やっていいすか」

駄菓子屋商売

漂う酩酊感。毎度のことながら、手ぶらでふらふらする米津さん。「パーッパラパー」のところで両手を上に掲げてゆらゆら。

百鬼夜行

マイクから離れてイントロを弾いていて歌いだしにワンテンポ遅れる米津さん。これ前にも見た光景。

ホラ吹き猫野郎

「間抜けに口をぽかんとして~」→パン、パン、パンパンパンパン(手拍子)

MC

メンバー紹介。須藤さん。堀さん。中ちゃん。

ピンクのテレキャスから赤いセミアコへ持ち替える。

眼福

6月の帰りの会とそれ以前のシークレットライブではやらなかった曲。今回のツアーが初。てっきりアコギで弾き語るんだと思っていたので意外。途中まで、コードチェンジのたびに一回コードを鳴らすだけの静かな演奏。本当に綺麗で歌もよく響いていた。いつか弾き語りだけのライブっていうのも見てみたいなあと思った。

「何か食べようか ここで話をしようか」を「何か食べようか そんで話をしようか」と歌っていた。間違えたのかわざとなのかは分からないけど、フランクな優しい感じで良いなと思った。

メランコリーキッチン

またテレキャスターに戻る。

vivi

例によって後ろのスクリーンには鉛筆で描いたようなシンプルな絵の映像。「行方のない鳥になってまで」で線が鳥の形になって飛んで行ったり、放射能のマーク(☢)が明滅したり。鉛筆の線が鉄塔と田園のようにも見えてきて、なんとなく「リリイ・シュシュのすべて」を思い出した。

前のライブもそうだし普段の生放送での弾き語りも大体そうなんだけど「それでも何も言えない僕だ」の「言えない」を原曲通りの「言→え↑ない↓」ではなく「言→え→な↑い」と歌っていた。

アイネクライネ

原曲にはない荘厳なイントロ。

背景のスクリーンは、MVで大サビに入る前のシューゲイザー的なうなりの部分の色の混ざり合いの映像、みたいな映像。

一番の最後で「あたしの名前を呼んでいいかな」と間違えていて、ハモりの須藤さんが一瞬困惑したのか米津さんの方をちらっと見た。

ラストのサビも歌詞を間違えていて、「あたしの名前を呼んでいいかな あなたの名前を呼んでいいかな」と、変なことになっていた。

 


米津玄師 MV「アイネクライネ」 - YouTube

MC

 米津「何話すか全然考えてないんですけど...、えっとなんだっけな?うーん...あれ?忘れちゃったな笑 大阪と福岡で話したことがあったんだけどな。えー、あのー」みたいな感じでしばらく。結構自分で笑っていた。

米津「なんか、生きてて良いことって全然ないよね笑 普段楽しいことって全然なくない?」会場「今日!今が楽しい!」

米津「そう。本当に今すごい楽しいんだよ。ありがとう。今回は続・帰りの会と銘打って、6月にやった帰りの会の続編としてあるんですけど。前回のライブをやる前にスタッフとどこの会場にするか話し合っていて、スタッフからは大きいところでやるように言われたんですよ。小さいところでやったら取りこぼしてしまう人たちもたくさん発生してしまうからそれについてはすごく悩んだんだんだけど、やっぱり"側"だけ大きくなって中身が伴っていなかったらそれはハリボテにしかならないと思うんですよね。合理的に合理的に、って物事を進めていって安易に手に入るものって全く意味がないと思ったんです。それにライブというものに関しては右も左もわからない状態で。だから、一つずつ積み上げていきたいなと思ったんです別にここが小さいとは思わないし十分素晴らしい環境でやらせてもらえているんですが、そうしていなかったら今ここに立っていなかったと思うんです。あの時そういう選択をしていなかったら今の自分は絶対になかった。」

「大阪、福岡とやってきて東京で最後ですが、その度ごとにいつもすごく楽しくて、本当にこの時のために音楽をやっている気がします。今一度感謝させてください。ありがとう。」

「じゃあここから後半戦です。速い曲いっぱいやるので大変だとは思いますがついて来てください。演奏するこっちも大変なんですけど笑」

ゴーゴー幽霊船

「ワンツースリー!」が括弧よかった。普段飄々としているからたまに激しくなるととてもかっこよく映る。2番サビのラスト「たちまちのうちにはびこれば」を「あんまり急に笑うので」に間違い、そのあとの合いの手的な「あんまり急にわっらうのでぇ~」はなく無言だった。

TOXIC BOY

「YANKEE」のクロスフェードが発表された当時、この曲のサビがカルピスのCMみたいだと言っている人を見かけて僕もその通りだと思っていた。ライブではスクリーンでサビの時に青い絵の具が弾けているような映像が映し出されて、どことなくカルピス感が増した。

パンダヒーロー

特に何の前置きもなく。「パッパッパラー」は必ず合唱になった。スクリーンにはMV。

「バケツ被った猫が鳴く~」の部分では少女がスクリーンいっぱいにアップになって不気味だった。 

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 MC

米津 「次で最後の曲になります。最後まで楽しんでいってください」

会場「え~!!」

米津「(微笑みながら手で制する)」×2

WOODEN DOLL

この曲はギターが本当にかっこいい。シークレットライブでいつも歌っていて、MVも後から公開されて、帰りの会では(アンコール前)最後の曲で。米津さんはこの曲に特別思い入れがあるのかなとずっと思っている。「子供にも分かりやすい言葉で」と意識して作られたという「YANKEE」の曲たちの中でも一番メッセージが大きく重たいのはこの曲だよなあと思う。

 

一同退場。

そしてアンコールの掛け声。時折、「アンコールぅ!怒」みたいな感じで輪を乱して怒鳴っている人がいて、別にそんなにせかさなくても、そのうち出てくるんだし...と思った。「アン!アン!アン!アン!」とか言っている男もいた。

再登場。また米津さんは少し遅れて。

米津「新曲やります」

Flowerwall

須藤さんがベースではなくシンセサイザー?キーボード?に向かって鍵盤でベースを弾いていた。なかなか様になってかっこいい。イントロや感想の、中島さんと須藤さんの「オーオーオー」というコーラスや、ポコポコした音が素敵。編曲者の手柄もあるかもしれないがこの曲はとにかく音が好き。

「君と過ごす時間は」の部分などの部分転調的なメロディーも好き。

MC

米津「あと2曲やって帰ろうと思います」

ドーナツホール

ベース好き。

遊園市街

イントロのメロディで、遊園地が閉園の時間を迎えるような、そしてライブが終わってしまうような悲しい気持ちになった。

「捨てられた街の中 ねえ

ねえ

ねえ」

三つ目、一番最後の「ねえ」は叫ぶような声で、思わずかっこいいと呟いてしまったほど。

MC

米津「最後にこれだけは言わせてください。帰りの会は家に帰るまでが帰りの会です!」

 

素敵なライブでした。これから先またたくさんのライブを見たいなと思うのと同時に、シークレットライブの時のような、モッシュも拍手もなく人も少ない静かなライブはもう一生見られないんだなと寂しくもなりました。